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各種疾患について |
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●乳腺症 ●胃潰瘍
●乳癌 ●インフルエンザ
●感染性胃腸炎(ウイルス性胃腸炎・細菌性胃腸炎)
●高血圧
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乳腺症 |
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●乳癌と紛らわしいですが乳腺症って何ですか?
乳腺症とは、乳房に正常からの逸脱によるしこり、あるいは硬い部分、乳頭分泌などを認め、しばしば疼痛を伴う臨床的概念です。但し、腫瘍や炎症による病変は除きます。具体的な症状としては、硬結(しこり)、疼痛(黙っていても痛い、ジンジンする、時々ズキンとする、押すと痛い)、乳頭分泌(血性、黄色)などで、これらの症状の持続期間や程度に個人差が多いことが特徴です。
乳腺症は、成熟期女性によくみられる乳腺の病気で、外来を訪れる乳腺の疾患の中では、最も頻度の高い病気です。
原因は、ひと言でいえば、相対的エストロゲンの過剰です。乳房は、乳管、腺葉および腺房と脂肪から構成されています。これらは、次の各種ホルモンと大変深い関係にあります。すなわち、エストロゲンは乳管の発育、プロゲステロンはエストロゲンと共同して腺葉および腺房の発達を、プロラクチンは終末膨大部を腺房化します。これらのホルモンの影響でさまざまな症状が出てきます。
たとえば、エストロゲンの作用による間質の増殖や静脈のは、月経直前で乳房の容積を30〜40パーセントも増大させるといわれています。 |
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誰でも経験があるように、月経前に乳房の張りを感ずるのはこのためです。乳房は通常35歳から退縮性変化が少しずつ始まりますが、この変化を顕微鏡を使って組織レベルで見てみると、乳腺症の組織変化にきわめて類似しています。
やや難しい話になってしまいましたが、このような観点からも乳腺症はこれらのホルモンとの関連がきわめて高いと考えられています。他のホルモンとの関連もさることながら、ひと言でいえば、相対的エストロゲンの過剰が乳腺症の原因となっているといえるのです。
乳腺症のほとんどは、ある意味で正常からの逸脱に過ぎないともいえ、きちんと乳癌と鑑別できてさえいれば、心配のない病気です。とはいえ、触ってみると、かなりゴツゴツしていることもあり、ご自分で判断するのは難しく、危険な場合もあります。専門医による定期的な経過観察(症例によって1年おき、6ヶ月おき、または3ヶ月おき)が必要です。
ただ、日常生活を脅かすような強い乳房痛には治療が必要な場合もあります。1週間以上の月経前におこる周期性疼痛が少なくとも6ヶ月持続し、かつ、疼痛が強度に至った場合には、ホルモンによる治療を行います。もっとも、ほとんどのケースは、十分にお話をお聞きし、検査をして乳癌でないことが判明すると不思議と症状も緩和されることが多く、ホルモン療法は必要ありません。
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胃潰瘍 |
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●胃潰瘍ってどんな病気ですか?
胃から分泌される胃酸には、食べものを分解して消化に関わるペプシンという成分が含まれています。胃酸もペプシンも消化にとって重要な物質ですが、食物を消化するはずの胃酸やこれによって活性化されたペプシンが、胃の表面に出来た潰瘍部分から自己消化を起こすことがあります(自分で自分の胃を消化してしまう)。これが、いわゆる胃潰瘍です。
もともと胃の粘膜は自らを守るための粘液を分泌しています。ストレスや不規則な食事などで、胃酸の分泌が増えたり、粘液の抵抗力が弱まったりして、胃酸と粘液のバランスが崩れると、胃酸が胃や十二指腸の粘膜を溶かしはじめ、傷ができたり穴があいたりするのです。多くの症状は、みぞおち(上腹部)の痛みです。特に食前や夜中、食後2〜3時間後に痛むことが多いのが特徴です。そのほか、酸っぱいげっぷや胸やけが続くとか、食欲不振などが主な症状です。重症化すると、黒っぽい血を吐いたり、コールタールのような便が出たりすることがあります。こうなると、胃や腸から出血している可能性があります。
●胃潰瘍の原因は何ですか?
多くの病気がそうであるように、原因は一つだけでないことがほとんどです。以下の原因が重なって発症することが多いようです。
1) 多忙、緊張、イライラ、不安などのストレス
2) 早食いや寝る前に食事をする習慣
3) 痛み止めやステロイドなどの薬が原因のこともある
4) ピロリ菌などの感染
5) タバコや酒の飲み過ぎ
●今話題のピロリ菌が胃潰瘍の大きな原因ですか?
ピロリ菌に感染した人のすべてが胃潰瘍になるわけではありません。ピロリ菌に感染すると、まずすべての人が慢性胃炎となります。その中の一部が進行して萎縮性胃炎、さらにその一部が胃潰瘍や胃癌になります。日本の中高年の人の70〜80%の人がピロリ菌に感染していますが、そのなかで慢性胃潰瘍にまで進行するのは約2〜3%、胃がんになるのは0.5%程度といわれています。また、ピロリ菌に感染してから胃潰瘍を発症するまでには、数十年かかると考えられています。
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●ピロリ菌ってどうやって感染するのですか?
ピロリ菌の感染経路はまだ解明されていませんが、口から入って胃の中に感染するのだろうといわれています。ピロリ菌に感染すると、自覚症状として、むかつきや胃の不快感、軽い上腹部痛などが起こりますが、1週間ほどで治まり、その後は何の症状もないので、気づかない場合がほとんどです。多くは、幼少時に感染し、胃の中に持ち続けるといわれています。
●ピロリ菌の除菌ってどうするのですか?
ピロリ菌が原因の胃潰瘍の人は、ピロリ菌を除去しない限り、ほとんどの人が再発をくり返しますので、ピロリ菌を除去する除菌療法を受けることをお勧めします。除菌療法とは、2〜3種類の抗生物質を1〜2週間、毎日服用する方法です。現在、わかりやすく1日分の薬がセットされたシート状の薬も出ました。潰瘍がある方は保険が適用されます。
潰瘍がない方でも、胃炎症状が強い方などは除菌したほうがいい場合があります。また、胃癌の発症のリスクを下げるために、ピロリ菌保有者には積極的に除菌治療を行うという施設も多くなりました。しかし、現在のところ、この除菌療法には健康保険が適用されていません。治療を行っている医療機関も限られているのが現状です。本来であれば、内視鏡で胃の内腔をみてから除菌を検討すべきと考えますが、どうしても内視鏡はいやだけれど感染しているかどうか知りたいという方には呼気検査を実施することが可能です。それで、ピロリの感染が判明した場合、希望により除菌治療を行うことが可能です。
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乳癌 |
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●乳癌とはどんな病気でしょうか??
わが国において、乳癌は罹患数・死亡数ともに年々増加しています。厚生労働省の発表では、死亡者数は2002年で1万人弱、罹患数は10年生存率が年々増加していて80%程度とすると、45万人と推定されます。罹患者数は、専門家の計算では、すぐに胃癌を抜き大腸癌に続いて2位になることが推定されています。欧米では多くの国で乳癌が1位になっており、わが国でも時間の問題と考えられているのです。乳癌の発症は、年齢的に40代後半にピークがあり、報告によっては60代前半に第二のピークが認められます。
乳癌の症状は、基本的に乳腺症の症状とあまり変わりません。すなわち、しこりや乳頭分泌物、時として痛みなどです。癌は痛くないなどと根拠のない話が時々聞かれますが、痛みで発見される乳癌を専門医たちは多く経験しています。
●乳癌の病期分類とはどういうものでしょう?
乳癌は進行程度に応じて、多様な症状が出てきます。皮膚に赤みが出たり、ひきつれてえくぼのように引っ込んだりすることもあります。わきの下のリンパ節が腫れると、腕がむくんでしまうこともあります。痛みが出たり、骨折したりすることもあります。その他、肺転移で咳がでたり、脳転移で痙攣が生じたりします。ただ、転移があっても全く無症状のこともあります。
乳癌の検査は、視触診、マンモグラフィー、超音波に加え、広がりや転移の有無を見るために、肺や肝臓のCTを撮ったり、骨シンチという放射線の検査を行います。これらの結果をもとに、腫瘍の大きさ、リンパ節転移の有無、腫瘍の浸潤の程度に応じ、乳癌の病期を以下のように7つに分類します。
●病期0 きわめて早期の癌で、腺管または小葉にとどまっており腫瘍を認めないもの。
●病期T 大きさが2cm以下のもので、腋下リンパ節には転移していないもの。
●病期UA 大きさが2cm以下で腋下リンパ節への転移が疑われるもの、または2cm〜5cmの腫瘍でリンパ節転移がないもの。
●病期UB 大きさが2cm〜5cmの腫瘍で、かつ、腋下リンパ節に転移があるか、または5cm以上でリンパ節転移がないもの。
●病期VA 大きさが5cm以下の腫瘍で腋下リンパ節の転移があり、リンパ節の周囲組織やリンパ節相互間の固定があるか、転移の有無にかかわらず5cmよりも大きいもの。
●病期VB しこりの大きさを問わず、しこりが胸筋や肋骨に固定しているか、皮膚に顔を出しているか、浮腫や潰瘍をつくっているもの。あるいは、鎖骨の上または下のリンパ節に転移があるか、同側の上腕の浮腫があるもの。
●病期W 骨、肺、肝臓、脳などに転移しているもの、あるいは乳房の範囲をこえて皮膚浸潤があるもの。
このような病期によって、手術を含め、大まかな治療方法が決まっています。もちろん、個々人の状況によってその人に合った治療方針があります。担当医とよく相談されて決めるのがいいでしょう。
●乳癌の治療法にはどのようなものがあるのでしょうか?
乳癌といえば、肋骨が浮いて見えるほど大きく胸を取ってしまうというのはずっと昔のお話です。もちろん、進行度、できてしまった部位によって、治療の仕方は少しずつ違っていますが、最近はいろいろな治療法を選択できるようになって来ました。
A)外科的治療
乳癌の治療は、基本的に手術による外科的治療となります。ただ、進行の度合いによって切除する範囲も異なってきます。一般に、早期の乳癌ほど切除範囲は狭くなる傾向にあります。
●乳癌の手術は、大きく次の3つに分類されます。
(1)「乳房温存手術」
(2)「胸筋温存手術(非定型乳房切除術)」
(3)「定型乳房切除術」
原則的には、「乳房温存手術」は主に早期の乳癌に行われ、手術後に放射線照射を行います。「胸筋温存手術(非定型乳房切除術)」、「定型乳房切除術」の後には、腋下リンパ節転移の著
明なものに限って放射線照射を行うことがあります。
「温存手術」に関しては、わが国が初めて温存手術に踏み切った1980年代とは大いに様変わりしてきています。従来、温存手術の対象とされてこなかった乳頭に近い腫瘍や大きめの腫瘍に対しても、患者さんとのお話によっては温存手術が選択されるケースが増えています。
(1)乳房温存手術
腫瘍の取り方にはいくつかの方法がありますが、基本的にはマージンをつけて腫瘍を切除し、腋下リンパ節郭清の後に、残存乳房に対して放射線照射を加えます。 |
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●1999年の乳房温存ガイドラインは以下のとおりです。
1)腫瘍の大きさが3cm以下
2)各種の画像診断で広範な乳管進展を示す所見
(マンモグラフィーで広範な悪性石灰化を認めるものなど)がないもの。
3)多発病巣のないもの
4)放射線照射が可能なもの(重篤な膠原病の合併や同側胸部放射線既往照射のあるものは適応外。また、患者様が照射を希望しなければ、適応外。)
5)患者様が乳房温存療法を希望すること。ただし腫瘍の大きさが3cm以上でも、患者様が本療法を強く希望される場合は、術前、術後の治療を十分検討し実施することが望ましい。
(2)胸筋温存乳房切除術(非定型乳房切除術)
大胸筋、小胸筋を温存し、患側の乳房を全部切除します。腋の下のリンパ節を十分に郭清します。乳房はなくなりますが、筋肉を残している分少なくとも肋骨は見えず、後述する定型手術ほど整容性は悪くなりません。
(3)定型乳房切除術
定型乳房切除術は、大胸筋、小胸筋、患側の乳房、腋の下のリンパ節を全部切除します。現在、選択されるケースは少なくなりましたが、リンパ節転移や胸筋への浸潤が著しい場合に実施されることがあります。
かつて、乳癌の手術というと定型乳房切除術が一般的でした。定型という枕詞が示すとおり、これが標準術式とされていた時代があったわけです。当時、手術後の患者様は、皮膚のすぐ下に肋骨が浮いて見え、痛々しい姿でした。
その後、大胸筋や小胸筋を残しても同じように、きちんとリンパ節が取れる術式が考案され、予後を調査してもあまり変わらないことが判明し、胸筋温存乳房切除術が標準術式となりました。乳房を失うという状況に変わりはなくても、肋骨が見えるのと見えないのでは、整容性だけでなく、精神的苦痛もずいぶん変わってきます。
最近は、乳房温存手術あるいは乳房温存療法という言葉も、ずいぶん広がってきているようです。ただ、乳房温存も乳房に全く傷をつけることなく手術するのは不可能であり、傷はやはり残りますし、術後の放射線治療も必要になってきます。適用範囲はどんどん広がってきてはいますが、やはり、進行度や大きさによっては不可能なこともあり、ご自身の背景を十分に考えて、自分に合った最適な方法を担当医とともに考えるべきです。自分の病気と向き合い、プライオリティーを考えて初めて温存治療が可能になります。
B)術後補助療法
(1)放射線療法
放射線療法は、乳房温存療法が乳房を温存するために腫瘍を小さめに切除することから、手術の及ばなかった範囲に照射するものです。原則的には乳房に限局した照射を行い、腋下リンパ節への照射は行いません。乳房温存術式以外の手術後は、手術の及ばない鎖骨上リンパ節への照射が原則です。
放射線によって免疫能が低下するのではと心配される方がいらっしゃいますが、放射線治療は局所治療であるため、全身の免疫能が低下することはないと考えてよいでしょう。
(2)化学療法
化学療法は、いわゆる抗癌剤による治療です。内服によるものと点滴による方法があります。使用する抗癌剤は、進行度、年齢、健康状態を総合的に判断して決定されます。
ほとんどの抗癌剤は、癌細胞も死滅させるだけでなく、骨髄や消化管粘膜、毛根細胞などの正常な細胞にも影響を与えるので、副作用として白血球、血小板の数の低下、吐き気、食欲不振、下痢、脱毛などの副作用が出ることがありますが、他の癌で使われる抗癌剤に比べれば副作用は少なく、一部の抗癌剤を除けば、外来で施行することもできます。
(3)ホルモン療法
現在乳癌の治療に使われているホルモン療法には、大きくわけて4種類あります。
1)抗エストロゲン剤
2)LH-RHアゴニスト
3)アロマターゼ阻害剤
4)MPA
抗エストロゲン剤は、乳癌の細胞内に存在するエストロゲンの受容体(エストロゲンがくっついて初めて作用を生ずるもの)とエストロゲンの結合を、エストロゲンと競合して阻害し働かなくする薬です。
LH-RHアゴニストは、脳下垂体に作用して卵巣からのエストロゲンの生成を抑制するものです。
アロマターゼ阻害薬は、卵巣以外から生成されるエストロゲンを低下させる薬です。
MPAはやや複雑な経路をとるとされていますが、いずれにせよ、エストロゲンを何らかの形で押さえ込もうとする薬といえます。
これらは、ホルモンと密接に結びついた乳癌特有の治療法ですので、閉経前か閉経後かで適切な薬剤が選択されます。なかには、子宮内膜癌の発症のリスクをあげるといわれている薬剤もあり、やはり少なくとも年1回の婦人科検診は必要となります。
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インフルエンザ |
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●インフルエンザってどういう病気ですか?
インフルエンザと普通の風邪とは、原因となるウイルスの種類が異なる病気です。普通の風邪はのどや鼻に症状が現れるのに対し、インフルエンザは急な高熱が特徴です。さらに、倦怠感、筋肉痛、関節痛などの全身症状も強く、これらの激しい症状が通常5日間ほど続きます。
特に65歳以上の高齢者がかかると、重症化の可能性が高く肺炎などの合併症を併発することも多いので、十分な注意が必要です。
また、SARSとはsevere acute respiratory syndrome の略で、わが国では、“重症急性呼吸症候群”と呼ばれる、新しく現れた感染症です。主な症状は、急な38度以上の発熱、痰の少ない乾いた咳、息切れ、呼吸困難などで、胸部レントゲン写真で肺炎または呼吸窮迫症候群の所見が見られます。また、頭痛、悪寒戦慄、食欲不振、全身倦怠感、下痢、意識混濁などの症状が見られることもあります。初期症状がインフルエンザと似ているため、混同しないことが重要です。
ともかく、インフルエンザを疑うような症状があったら、ひどくならないうちに受診することです。インフルエンザであれば、診断キットを使って30分程度で結果が出ますから、タイプに応じた治療を開始します。
●かからないようにする方法は?
まず、予防注射が大切です。卵アレルギーなどがなく、注射を打てる人は予防注射をすべきです。他には、うがい、手洗い、マスクの着用、適度な温度や湿度を保つ、人ごみをさけるなど、普通のかぜの対策と同じです。
●かかったら、どうしたらいいですか?
水分や栄養をとって十分休養することはもちろん、普通の風邪とは違いますから、熱が出たらできるだけ早く受診し(48時間以内の治療開始が効果的といわれています)、治療を受けてください。感染力が強いので、他の人にも次々とうつしてしまいますから、決して出歩かないようにしてください。小さいお子さんなどがいらっしゃる家庭では、寝る部屋を別にするなどの工夫が必要です。 |
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●インフルエンザの治療法はどういうものですか?
ウイルス自体の増殖を阻害する薬を使います。A型、B型を確認して両者に効く薬か、A型だけに効く薬か、いずれかを使います。一般の薬局では買えませんので、受診して検査を受けた後に処方してもらいましょう。
●ワクチンはいつ打つのが効果的ですか?
予防接種施行後、インフルエンザに対する抵抗力がつくまでに2週間程度かかり、その効果が十分に持続する期間は約4-5ヶ月と言われています。予防効果を高めるためには、毎年インフルエンザが流行する前の12月中旬までに接種を受けておくことが望ましいと思われます。
●型があわないと効果はありませんか?
ワクチンはAソ連型(H1N1)、A香港型(H3N2)、B型の3種類の混合ワクチンですので、新型ウイルスが出現しなければ、このうちのどの型が流行しても効果があります。また、ウイルスは突然変異があるので、効果が低下する可能性がありますが、近年は予測技術も高まって、実際の流行とはほぼ一致しています。
●インフルエンザ脳症って何ですか?
突然の高熱に始まり、1〜2日以内にウトウトとした眠りから深い眠りにいたるさまざまな程度の意識混濁を呈し、多くの場合けいれんを伴います。短期間のうちに死亡することの多い合併症です。脳炎を発症するお子さんのほとんどはワクチンを接種していないとの報告がありますので、ワクチンは接種しておいたほうがリスクは低くなります。
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感染性胃腸炎(ウイルス性胃腸炎・細菌性胃腸炎) |
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●感染性胃腸炎とは・・・?
感染性胃腸炎とは、大きく分けて《ウイルス性胃腸炎》と《細菌性胃腸炎》があります。
ウイルス性胃腸炎は嘔吐下痢症などとも言われ、どちらかというと冬場に多い感染症です。一方、細菌性腸炎は食中毒などといわれ、夏場に多い傾向があります。
冬場に流行するウイルス性胃腸炎の中には、白血球の上昇をともない、細菌性の様相を帯びている、もしくは合併している症例も散見します。
●ウイルス性胃腸炎とは?どこで感染するの?
よく知られているウイルスにはロタウイルス、アデノウイルス、アストロウイルス、ノロウイルス、サッポロウイルスなどがあります。
何れのウイルスも口から入ったウイルスが十二指腸から小腸の粘膜上皮に感染することで発病します。
感染した腸管はむくんで水っぽくなり、嘔吐や腹痛、下痢、発熱を起こします。ウイルスの種類や個人差にもよりますが、下痢にはならず、張り感や膨満感、腹痛のみの症状の人もいます。「下痢がないからといって腸炎でない」とは言えないのです。
一般には罹患した人の便や吐物にウイルスが含まれおり、それにより感染する場合があります。また感染力の強いウイルスには、そのウイルスに汚染された場所に触れただけでも感染することがあります。この感染には個人の免疫力が影響しますので、普段から疲れをためない生活習慣を心掛けておくことが重要です。
●ウイルス性胃腸炎、どうやって予防できますか?
最も効果的な予防対策は、手洗いです。トイレの後や、食事の前後、調理をする方はその前後など・・・これは食中毒の予防にも共通します。
また、普段からタオルを共有しないことも重要です。家族といえども、下痢症状の出ている人がいたら、入浴時もまずシャワーでよく体を洗ってから入浴する、バスタオルを共有しないなどの工夫が必要です。
お子さんなどで、ブロックなどのおもちゃを使うような時は、一日一回はアルコールスプレーなどで除菌する、洗えるものは洗うなどの工夫が重要です。
●下痢や嘔吐を起こしてしまったら・・・?
食欲がない時や、嘔気がある時に無理に食事を取る必要はありません。食事より水分を「いかにして取るか」が重要です。
・スポーツドリンクを少量ずつ飲むようにしましょう。但し、冷蔵庫に入っているものをすぐ飲むのは刺激になって余計下痢を誘発してしまうことがあります。常温に 30 分ほど置いておいてから飲むと良いでしょう。
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・牛乳などの乳製品は腸内で発酵して下痢を悪化させたり、膨満感を悪化させたりすることがあります。少し回復するまで摂取を控えましょう。
・食事は柔らかく煮たうどん、おかゆ、おじやなどが良いでしょう。パンが食べたければ、食パンなどあまりバター成分の多くないものが良いでしょう。野菜はスープなどに調理して、線維成分を除いて飲んでみるのが良いでしょう。
発熱を伴うような下痢があるとき、嘔吐を 2 〜 3 回以上した時、下痢を 2 〜 3 回以上繰り返した時は早めに医療機関を受診しましょう。
●細菌性腸炎とは?どこで感染するの?
文字通り細菌によって起きる腸炎です。別名、食中毒と言います。起因菌によっても異なりますが、一般に原因となる食べ物を摂取してから、 5 〜 72 時間の間に発症します。
魚介類の加工品、肉、卵、カキ氷、いずし(ニシン、アユ、ハタハタなどの保存食品)などで起こることがあります。これらの食事を摂取し、暫くして下痢や腹痛の症状が出た時には食中毒を疑ってみる必要があります。
多くの人が同時に起こる場合もありますが、体力や免疫力などの差で同じ食べ物を摂取してもかかる人とかからない人がいます。特にいずしなどの摂取後に起こるボツリヌス菌と言われる細菌による食中毒は、眼瞼下垂(まぶたが下がってくる)、複視(ものが何重にも見える)、発語障害(言葉が話しにくい)などの神経症状が出ることがあり、重症な場合は死亡することさえあります。
●細菌性腸炎にかかってしまったら?
症状や対応方法はウイルス性腸炎とほぼ同じです。但し、基本的に下痢止めを使用してはいけません。症状を慢性化させたり、悪化させたりする事があるからです。
多くの腸炎は医師でさえも、診察だけでウイルス性か、細菌性かを 100 %断言できるわけではありません。前述したように合併している場合もあります。
最近、街中の薬局でも多くの止痢剤(下痢止め)が市販されています。全てがだめというわけではありませんが、特に細菌性腸炎の場合、症状を悪化させることがありますのであまり服用しないほうが良いでしょう。
止痢剤を使うよりまず、下痢で失われた水分補給をこまめに行い、それでも繰り返す場合は医療機関を受診しましょう。
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高血圧 |
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●高血圧って?
高血圧とは 上が 140 以上、下が 90 以上の血圧 のことを言います。心臓が血液を送り出すときに血管の中にかかる圧力(これが血圧です)が高い状態です。ちなみに正常値は 120 / 80 以下と定義されています。誰でも階段の上ったり運動をしたりすれば一時的に血圧は上がります。しかし高血圧の人は安静時でも血圧が低くなりません。
●高血圧を放っておくと・・・?
高血圧になると 血管に常に負担がかかるわけですから、動脈硬化が進行 していきます。動脈硬化は、脳出血、脳梗塞、心不全、狭心症、腎不全といった病気の原因となります。日本人の 4 人に 1 人、 50 歳以上では 2 人に 1 人が高血圧と言われていますので、まさに国民病と言えそうです。 |
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●高血圧の原因は?
原因の 8 割は原因不明の“本態性高血圧”と言われています。また遺伝的傾向を持つ一方で、塩分の取り過ぎ、体重の増加、ストレスなども高血圧を悪化させる要因として挙げられています。
●高血圧の治療方法は?
よく耳にするのは、“高血圧の薬を飲み始めたら一生飲まなければいけないから飲みたくない”というコメントですが、一概に一生やめられないと言うわけではありません。個人差はありますが、体重のコントロールや食生活の改善で薬の減量や休薬が出来る方も多数いらっしゃいます。
高血圧が原因で若くして脳出血や脳梗塞などを患い、日常生活自体が困難になってしまったり、場合によっては命にかかわることがあることを考えると、お薬と上手に付き合って血圧をコントロールすることの方が、今後の生活の点からも妥当ではないでしょうか。 |
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